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北海道雨竜町



旭川空港に着いたときからどんよりした曇り空。
明日は雷雨を伴った激しい雨になるという。
途中の道の駅で地図を見ていると、おじさんが話しかけて来た。
「良い温泉宿でもないかと思いまして」と僕が言うと、
「すぐ近くの沖里河温泉がいいんですが、オヤジが今倒れているから宿泊できないんですよね」
結局、NHKの朝のドラマの舞台となった「明日萌駅」のそばにある公共の宿「ホロナイ温泉」に決めた。
滝川、深川、北竜、沼田などこのあたり一帯は公共温泉が林立している。
おまけにどれもたっぷりと税金を注ぎ込んだ豪華版だ。
北竜の「ひまわり温泉」はメルヘンチックな建物で、近くによるのも恥ずかしいほど。
温泉の風情を感じる要素は全くない。ホロナイ温泉は町から離れ、川沿いの恵まれた立地条件なのに
豪華さばかりを売り物にしている。8000円で食事もまあまあだったので文句は言えないが残念だ。

2日目。
雨が降る前に雨竜沼湿原を目指した。
雨竜と言えば湿原なのだ。
が、なんと残雪が多いため今年はまだ立ち入り禁止だった。
入り口付近にはカタクリなど遅い春を告げる花々が見事に
咲いてはいたけれど、雨竜沼に行けない僕は茫然自失。

やけ気味で月形町まで車を飛ばし、有名な「むつみ屋」で味噌ラーメンを食べた。
ギョウジャニンニクを使った餃子はとてもおいしかったし、
ラーメンもおいしかったけど、オーダーが忘れられていて
ギョーザとラーメンの間隔が40分ほど空いていて、
気分が今一つ乗り切れなかった。

3日目。
朝から抜けるような青空。
雨竜町は全くひと気がなかった。
人を探した。

いたいた。
雨竜小学校の運動会。
人口3000余人の半分は確実にここにいると思われた。
お酒を飲みながら楽しそうに声援をおくっていた。

帰り、旭川ラーメン村に寄り道。
有名な山頭火(さんとうか)へ。
旭川の本店はかつて確かにうまかった。
その後札幌や東京、道内各地にチェーン化している。

店内は混んでいたけれど、すぐに座れた。
お兄さんひとりとやる気のなさそうな若い女の子が
ラーメンを作っていた。

隣に座ったカップルが「おいしい、おいしい」と食べていた。
僕が頼んだのは「しょうゆラーメン」。
一口食べてみて、やっぱり「蜂屋」にすれば良かったと、
後悔していた。

楽しみにいしていた北海道出張はこうして終わった。

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